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キャンプの初心者は計画が重要!
最近はアウトドアの人気が高まり、キャンプにお出かけする人が増えています。
大自然の中でテントを張り、美味しい食事やアクティビティを楽しむ。最高ですね!
ところが初めてキャンプをしようと考えている皆さんの中には、「どんな流れで何をするのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
テントの設営や料理の準備には思ったよりも時間が掛かかり、あっという間に時間が経ちます。スケジュールを立てておくと必要なものをイメージしてありがちな忘れ物の防止に繋がります。
アウトドアに慣れてくれば、失敗や忘れ物を楽しむ余裕も出てきますが、初心者キャンパーでは灯やナイフ、箸などを忘れたら途方に暮れることも。
この記事をご覧いただくと、キャンプの基本的な計画の立て方がイメージできます。
もちろんキャンプに行く人数(ファミリーキャンプ、ソロキャンプ、カップルなど)や、キャンプ場設備、現地でのアクティビティにより多少異なりますが、「キャンプが全く初めて…」という方はぜひイメージして参考にしてくださいね!
1泊2日キャンプの全体スケジュール
出典:Pixabay
初心者の人がイメージしやすいよう、1日2泊のキャンプのスケジュール例をご紹介します。
キャンプスケジュールの概要
一日目のスケジュール
- 6〜7時|キャンプ場へ出発
- 13〜14時|管理棟でチェックイン
- 14時|テント設営
- 15時|自由時間(アクティビティ、休憩など)
- 17時|炭火おこし、料理
- 18時|夕食
- 21時〜22時|消灯
二日目のスケジュール
- 7時|起床、朝食
- 9時|撤収準備
- 11時〜12時|チェックアウト
重要!前日までの準備
メニューとかレシピのイメージを立ててリスト化しておくと、クッカーや調味料の忘れ物を防ぐことができます。それに、食材の準備。近くにスーパーのあるキャンプ場は多いですが、欲しい食材が必ずあるとは限りません。
火は何を使うのか?ガスか炭か、ホワイトガソリンか灯油?それともアルコールストーブでアルコール燃料?固定燃料?焚火?初心者がキャンプの設営に手間取って炭火・焚火で料理をするのはハードルが高いかもしれません。あっという間に2~3時間たってしまうことも。。。
出典:美肌ごはんさん
もし現地で必ず食べたい料理や下ごしらえが必要な食材があれば、前日までに購入したり、準備を済ませておくと捗ります。下味を付けたお肉を冷凍したり、野菜をカットしておくと、一段違う印象でカッコよかったりします。
また、当日に車へ荷物を全て詰めるのは危険です。荷物が多いので詰め込めなかったり、なんとか詰め込むにも配置に一苦労したりするのはベテランでも珍しくありません。
燃料などの危険物や冷蔵が必要なものは直前に詰めるとして、他のものは先に積載しておくのが吉。無理やり詰め込むと、トランクを開けた時に崩れて落ちてしまうこともあるので要注意です。
運転中に後方が見えるよう視界を確保しておくと安心です!
1日目のスケジュール
6〜7時|キャンプ場へ出発
交通渋滞に巻き込まれたり、何らかのトラブルが発生すると、キャンプ場への到着が遅れてしまいますから早めに出発すると安心です。
到着が大きく遅れると気持ちが萎えてしまうこともありますから大事です!
13時にチェックインの予約できたキャンプ場に車で3時間程度かかるなら朝6時〜7時には出た方が安全ですね。予約不可のキャンプ場なら、土日や祝日の朝は既に入場待ちの車で長蛇の列になっていることも少なくありません。GW(ゴールデンウィーク)や夏休みなどの繁忙期は、道路の渋滞や管理棟のチェックインに時間が取られる可能性があるため注意が必要です。
また、途中のサービスエリアやレストランで軽食を取ったり、現地で食材を調達する場合は、その時間も考慮して出発時間を決めましょう。
13〜14時|管理棟でチェックイン
出典:十種ヶ峰オートキャンプ場
キャンプ場でのチェックインは現金で前払いが多いため準備しておきましょう。
また、係の人がキャンプ場のルールや注意事項を案内してくれますので、トラブルにならないようしっかりと聞いてください。ゴミの扱いや設備の利用方法はキャンプ場で異なり、売店やお風呂、消灯の時間なども違います。
管理棟では炭や薪などのキャンプ用品も販売しています。チェックインの時に値段を確認しておくか、先に購入しておくといいかもしれません。薪の値段はキャンプ場によってかなり違います。また、氷が売っているかどうかは絶対に確認しておいた方が良いですよ。
14時|テントとタープの設営
出典:写真AC
サイトに到着したら、隣の人に挨拶すると良いでしょう(簡単な会釈や「こんにちは」などの一言でも充分です)。お互いの荷物やサイトのスペースに気を配り合って、気持ちよくキャンプを楽しむことができるようになります。
出典:岩屋キャンプ場
さて、いよいよテントの設営です!
テントの設営は慣れていないと結構時間がかかります。できれば、事前に自宅近くの公園などで試し張りをして練習しておくのがおすすめです。慣れているキャンパーなら20分程度でテントを立ててしまうことも少なくないですが、初心者×初めてのテントだと2時間かかかってしまってヘロヘロに。。。なんて光景はキャンプ場あるあるです。
事前に試し張りできない場合でも、取扱説明書を入念に読んでおいたり、同じテントの設営方法を解説しているYouTube動画で予習しておくと後が違います。キャンプ場によっては電波が届かず、YouTubeが見られない場合もありますから、前日までに動画は確認したいものです。
出典:2児パパは外出中ですさん
予めシュラフ(寝袋)やマットなどの寝床も準備しておきましょう。暗くなった後では見えづらくて準備に手こずったり、お酒を飲んだ後だと面倒になってしまうことがあります。なお、山間部にあるキャンプ場の夜は夏でも寒くなることがあり、上着や毛布など防寒の準備もお勧めです。
また、雨天に備えて雨がっぱを持っていきましょう。傘を刺さず、両手で設営がしやすくなります。
子供がいる場合はシャボン玉やボール、フリスビー等の遊び道具があると退屈させずに済みますよ♪
15時|自由時間(アクティビティ、休憩など)
出典:板取川キャンプ場川瀬見
炭火おこしや料理の準備は夕方から開始します。それまではそれぞれ自由に好きな時間を過ごしましょう♪
キャンプ場を散策したり、広場で遊ぶと気持ちが良いですよ!キャンプ場までの移動やテントの設営で疲れてしまった場合は休憩したり、お酒で乾杯するのも良いですね。
お話するのが好きな方は、他のキャンパーとの交流もおすすめ。特に慣れている方のキャンプギアや装備、設営の仕方や料理などは参考になることが多く、話のきっかけにもなります。
河辺であれば川遊びや釣りが楽しめます。周辺施設にその他のアクティビティを楽しめるキャンプ場もありますので、足を運んでみましょう。
なお、非常事態が発生した際の避難経路、安全な場所は必ず予め確認しておきましょう。いざという時に落ち着いて行動できるようになります。
17時|炭火おこし、料理
暗くなると火を起こしたり料理をするのが大変になります。また、「時間が経つのを忘れていつの間にか暗くなっていた…」なんてこともありがちです。
明るい夕方のうちに、ランタンや懐中電灯を準備して、炭火をおこしたり料理を始めましょう。
炭火の準備は思ったよりも時間が掛かります。初心者の方は、1時間は見ておいた方が良いでしょう(火起こしが不安な場合は、100均で販売しているインスタントコンロもお勧めです)。
また、早めにシャワーを済ませたい方は、この時間帯にお風呂に入りましょう。場内や近場にお風呂があるキャンプ場は多いので、予め場所や営業時間を確認しておくことをお勧めします。なお、テントから離れる際は貴重品を車に入れる等して、防犯対策も入念に。
18時|食事
いよいよお待ちかねの夕食です!
バーベキュー(BBQ)をしたり、飯盒でご飯を炊いてカレーを食べる方が多いですが、ちょっとお洒落にアヒージョやパエリアを作るなど、各々好きな料理を楽しみましょう♪
なお、食べ残しの出しっぱなしはNGです。野生動物が食べに来て夜や朝にガサゴソとあらしに来ます。生態系を崩したり他のキャンパーの迷惑になるため注意しましょう。
出典:真狩 焚き火キャンプ場
キャンプの醍醐味といえばキャンプファイアーです!焚き火を見ながら飲むお酒は最高ですよ。ホットミルクやお茶、コーヒーなんかも良いですね。
出典:天体写真撮影日記さん
空が晴れていれば、星を眺めることもできるでしょう。素敵な景色を眺めながら、家族や仲間とまったり語る至福の時間を味わってください♪
21時〜22時|消灯
出典:野呂ロッジキャンプ場
キャンプ場では消灯時間が決まっていることもあります。遅くまで起きている場合でも、声や音楽の大きさ、灯りには周囲のキャンパーへ配慮しましょう。また、火の後始末も忘れずに。
楽しいキャンプで興奮が収まらない方もいるかもしれませんが、疲れが取れず翌朝起きるのがつらくならないよう、無理せず早めに寝るようにしましょうね。
雨が降ってきた場合は、テントに雨が当たる音がうるさいことがあります。気になる方は耳栓があると良いかもしれません。
2日目のスケジュール
7時|起床、朝食
出典:エスケープ紀行さん
晴れていれば日の光でテントが明るくなり、自然と気持ちよく目覚めることができます。早起きが得意な方は、夜明け前に起床して日の出を楽しむのもありですね!
大自然の中で朝に味わうコーヒーは最高です!豆を挽いてドリップするのがお勧めですが、インスタントでも一際美味しく飲むことができます。
しばらくしたら、朝食の準備です。2日目の午前中は片付けに時間が掛かるため、朝食は早めに済ませましょう。
ホットサンドが定番ですね。目玉焼きやウインターを焼くのも良いでしょう。インスタントのお味噌汁やカップスープがあると、時間を掛けずすぐ食べ始めることができます。
なお、後片付けが大変なので、朝に炭火をおこすのはお勧めしません。ガスバーナーやカセットコンロを用意して、フライパンや鍋で調理できる朝食が手軽です♪チェックアウトが早いキャンプ場ならインスタントのキャンパーも少なくありませんよ。
9時|撤収準備
出典:USAOTODAYさん
朝食を済ませたら、後片付けを始めましょう。
チェックアウトの時間や荷物の量にもよりますが、不慣れな方が撤収にかかる時間は2時間以上は想定しておくのが良いでしょう。雨か晴れかの天気にも左右されますが、夜露や結露で濡れている場合があるため、テント・タープ・シュラフ(寝袋)は朝食前にも早めに乾かしてください。素材の劣化やカビの原因になります
また、カトラリー(食器)やクッカー(調理器具)の洗い物、ゴミの片付けも済ませましょう。
11時〜12時|チェックアウト
楽しいキャンプが終わるのは淋しいですが、そろそろチェックアウトの時間です。多くのキャンプ場では、11時〜12時がチェックアウトの時間になっています。
最後は管理棟の方々にお礼を伝え、気持ち良く楽しい思い出と共に帰路に着きましょう。
きちんとスケジュールを立ててキャンプを楽しもう♪
出典:Pixabay
今回は初心者の方でもキャンプのスケジュールが分かるよう、時系列でキャンプの流れや過ごし方を解説しました。
特にキャンプに不慣れな人は準備に手こずることもあるため、時間に余裕を持って行動することが大切です。
事前にスケジュールを計画して、時間を有効に使いながらキャンプを楽しんでくださいね!
この記事はNATSUが書きました。
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